「ユニットバスは設置できません」と言われた時の対策

ユニットバスは設置できない

 

「ユニットバスは設置できません」「この浴室に合うサイズのユニットバスは設置できません」と言われたとしても、まだ諦めてはいけません。

 

それは現場調査を依頼したリフォーム業者が、経験不足によって「設置できるか自信がない」と思っているだけかもしれません。

 

また、あなたの家に合うユニットバスの取り扱いがないという事もありえます。

 

リフォーム業者の営業担当者やプランナーも、全てのメーカーの知識を持っているわけではありません。

 

自社の主力メーカーには詳しくても、その他のメーカーの事は全然知らないという事も少なくないのです。

 

「ユニットバスは設置できない」と言われれば、そこで諦めずに他のリフォーム会社も当たってみましょう。


リフォーム業者が「ユニットバスは設置できない」と答える理由

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現場調査に来たリフォーム業者が「設置できない」と回答した場合、考えられる理由は「現在の浴室より極端に狭くなるからやめておいた方がいい」「最小サイズのユニットバスの存在を知らない、または取り扱いがない」などです。

 

それぞれ事情は異なりますが、一社に設置できないと言われても諦めてはいけません。

 

なぜなら、他のリフォーム業者なら問題なく設置できる場合もあるからです。

 

「現在の浴室より極端に狭くなる」と言われた場合

「現在の浴室より極端に狭くなる」という理由で設置できない、「やめておいたほうがいい」と言われるケースはそれなりに存在します。

 

このような時は、一社の現場調査だけで諦めてはいけません。

 

そこにはリフォーム業者の「設置できるか自信がない」という経験不足が隠れている場合もあるからです。

 

まず「現在の浴室より極端に狭くなる」のはタイル張りの浴室が自由設計で、ユニットバスは規格品という事が大きく関わっています。

 

タイル張りのお風呂からユニットバスへリフォームを考えた時に、まず確認しないといけないのは浴室の縦と横のサイズです。

 

高さも設置条件の1つですが、戸建て住宅で高さが足りないという事はまずありません。

 

リフォームで使われる一般的なユニットバスの縦横のサイズ

  • 1200mm × 1600mm
  • 1600mm × 1600mm

 

これはお風呂がタイル張りしかなかった時から、浴室のサイズはこの2つが主流だったからです。

 

ですので、お風呂のリフォームはこの2つのサイズのユニットバスどちらかが設置できる場合がほとんどではあります。

 

しかし、この規格に合わない浴室は存在します。

 

タイル張りの浴室はサイズを自由に設計できますので、家全体の設計上の都合などで、一般的なサイズとは違う浴室を作る事もあるからです。

 

そして、ユニットバスは浴室サイズ10mmの違いが、設置できる設置できないに大きく関わります。

 

規格サイズより少し狭いと最悪

例えば自宅の浴室サイズが1610mm × 1600mmだった場合、1600mm × 1600mmサイズのユニットバスが設置できるので、縦横どちらかが10mm(センチメートルで表すと1cm)短くなるだけで済みます。

 

しかし、浴室サイズが1590mm × 1600mmだった場合、1600mm × 1600mmのユニットバスは設置できません。

 

ユニットバスにリフォームするなら、1600mm × 1600mmの次に小さい1200mm × 1600mmサイズのものになってしまうのです。

 

これでは縦横どちらかが390mm(センチメートルで表すと39cm)も短くなってしまいます。

 

しかし、一番サイズの近い1600mm × 1600mmが設置できないのであれば、小さいサイズのユニットバスを設置するしか方法はないのです。


浴室の内寸が浴室の本当のサイズではない

浴室サイズが10mm足りないくらいだと1600mm × 1600mmのユニットバスが設置できる可能性はあります。

 

それは浴室に貼られているタイルを剥がせば浴室サイズは広がるからです。

 

使用されているタイルにもよりますが、タイルの厚みは約5mmでその下にはタイルを貼り付けるためのモルタルが約20mmひかれています。

 

例えば縦の寸法が1590mmでタイルとモルタルの厚みが上記の通りだった場合、両側のタイルとモルタルを剥がせば50mm浴室は広くなります。

 

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このタイルの厚み等は解体してみないと、正確にはどれだけあるかわかりません。

 

経験則でどれだけ厚みがあるかを見極める必要があるのです。

 

また一歩間違えば壁に穴を開けてしまうので、タイルを剥がして凹凸なくモルタルを薄くしていく事には高い技術を要します。

 

厚みが分かってもどこまで薄くできるかはリフォーム業者の技術力次第です。

 

タイル張りのお風呂からユニットバスへのリフォームで、業者の経験値が最も問われるのはここではないかと私は思います。

ユニットバスの発注は絶対に失敗できない

風呂の寸法を測る業者

 

浴室の寸法をとった時に設置できるかどうか微妙な場合、自信がなければリフォーム業者は必ず「設置できない」と回答します。

 

なぜならユニットバスが現場に届いた時に設置できないとなれば、もちろん責任を取るのは採寸したリフォーム業者だからです。

 

ユニットバスは規格品ですが、完全受注生産です。

 

発注した商品を返品する事は絶対にできません。

 

フレームのわずかな歪みでも組み立てられなくなるので、組み立て前のユニットバスをリフォーム業者が在庫として抱えるリスクも非常に大きいものです。

 

ユニットバスは「設置できるか微妙」だとリフォーム業者は発注をまずしません。

 

ですので、リフォーム業者に「現在の浴室より極端に狭くなる」と言われた場合、「設置できるか微妙で自信がない」という事も考えられるのです。

 

他のリフォーム業者に現場調査をしてもらえば、普通に「設置できます」という回答が返ってくる事もあります。

 

自分でも測ってみよう

自宅の浴室サイズが1500mm × 1600mmくらいになると絶望的ですが、前述のように10mmや15mm程度の差であれば、可能性はあります。

 

それを確認するには、自宅の浴室のサイズを知る事が必要です。

 

現場調査に来たリフォーム業者に採寸した図を下さいと言えば貰えるかもしれませんが、ここでは自分で採寸する事も念頭においておきましょう。

 

浴室のサイズを測る時の注意点

  • なるべく直角で測る
  • 3点以上で採寸する

まず、浴室の壁に対して直角で採寸しないと正確な長さが測れません。

 

そして、ひとつの辺に対して必ず3点以上で測ります。

 

もし、壁が斜めになっていれば、短い部分と長い部分が存在するからです。

 

長い部分で採寸して「設置できる」と思っても、実はもっと短い部分があり設置できないことがあるからです。

 

縦横それぞれ3点以上で測り、それぞれの点の高さは変えることが望ましいです。

 

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注)ユニットバスのサイズ表記は内寸(壁の内側から内側の寸法)です。

 

カタログ等には1600mm × 1600mmや1200mm × 1600mmという内寸でのサイズ表記になっているので、分かりやすいようにそちらで説明しています。

 

実際はユニットバスの壁の厚みと、組み立て時に必要なクリアランス(ユニットバスの壁と家の壁との隙間)の厚みが不可欠なので、メーカーにもよりますが設置可能寸法は内寸+100mmと思ってください。

 

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設置できるか微妙な時の強い味方「タカラスタンダード」

タカラスタンダードの風呂サイズは1500通り

 

前述のような「あと20mm広ければ1600mm × 1600mmのユニットバスが設置できたのに」という時、強い味方になってくるのが「タカラスタンダード」というメーカーです。

 

タカラスタンダードは独自の技術により、規格品でありながら25mm刻みでユニットバスのサイズを調整することが可能であり、1590mm × 1600mmだった浴室に1200mm × 1600mmのユニットバスではなく、1575mm × 1600mmのユニットバスを設置することができるのです。

 

であれば、設置できるか微妙な時はタカラスタンダードでよいという話になります。

 

ですが、せっかくお風呂をリフォームするのであればタカラスタンダードではなく、他メーカーのユニットバスを私はお勧めします。

 

タカラスタンダードのユニットバスが悪いわけでは決してありませんが、他メーカーと比べるとタカラスタンダードの商品力は落ちると思っています(詳しくはメーカー別の紹介にて)。

 

浴室サイズが余裕ならタカラスタンダードにこだわる必要なし

今までの浴室からかなり狭くなるユニットバスにリフォームをする事や、タイル張りのお風呂からタイル張りのお風呂にリフォームする事を考えれば、タカラスタンダードのユニットバスを設置する方が何倍も満足度は高いと思います。

 

しかし、浴室サイズに合う他メーカーのユニットバスが設置できるのであれば、タカラスタンダードのユニットバスを設置する必要はありません。

 

もちろん、タカラスタンダードの商品特性を知った上で「タカラスタンダードが良い」という判断をしたのであれば、タカラスタンダードのユニットバスを設置すべきですが、商品選択の可能性を狭めてしまう事は、リフォームの満足度を大きく下げる行為であります。

 

安易に「タカラスタンダード」を勧めてくる業者は注意が必要

とはいえ、タカラスタンダードのユニットバスは、サイズ問題を解決する画期的なユニットバスである事は間違いありません。

 

ですので「設置できるか微妙」な時、お客様の事を考えず安易にタカラスタンダードを勧めてくる業者もいます。

 

注意して!

繰り返しになりますが、商品選択を限定してしまう事は、リフォームの満足度を大きく下げます。

 

他メーカーで心から設置したいと思うユニットバス出会うかもしれません。

 

本当にタカラスタンダードしか設置できないのかを、他のリフォーム会社に相談する事は重要だと思います。

 

逆にタカラスタンダードという選択肢を出さずに、「極端に狭くなるユニットバス」を勧めてくる業者にも注意が必要です。

 

ただ単にタカラスタンダードの取り扱いがないのか、または値段の見栄えが悪いので極端にタカラスタンダードを嫌っている可能性があります(詳しくはメーカー別の紹介にて)。


業者が「最小サイズのユニットバスの存在を知らない、または取り扱いがない」場合

 

日立ハウステックの最小システムバス

<最小ユニットバス:日立ハウステック>より

 

サイズが足りなくて浴室が極端に狭くなるのではなく、最小のユニットバスを設置できるサイズに足りていないというケースもあります。

 

しかし、現場調査に来た業者が知っている最小サイズのユニットバスが本当に最小サイズかはわかりません。

 

ユニットバスの縦横の最小サイズ(完全オーダーメイド品を除く)は日立ハウステックというメーカーの、800mm × 1600mmか1000mm × 1400mmという長方形サイズになります。(2017年1月現在)

 

そして、この日立ハウステックの商品は集合住宅用として販売されています。

 

ですので「知らない、取り扱いがない」というリフォーム業者が多い事には注意が必要です。

 

この場合は自分で業者を探すより、日立ハウステックのショールームなどで、取り扱いのあるリフォーム業者を紹介してもらった方が早いかもしれません。(集合住宅用ですが、戸建て住宅にも設置は可能です)

リフォームも一生に一度、割り切ることも大事

 

例えば「キッチンのリフォームをしてもらって満足度が高かったので、お風呂のリフォームも同じリフォーム業者にお願いしたい」というケースはあると思います。

 

しかし、現場調査の結果「ユニットバスが設置できない」「浴室はかなり狭くなる」という回答だったなら、他のリフォーム業者も検討するべきです。

 

どのリフォーム店にも主力メーカーというものがありますので、「そのメーカーを知らない」「取り扱いがない」という事を責める事はできません。

 

ですが、どうしてもそのリフォーム業者にお願いしたいからと、知識のないメーカー商品を扱わせる事にはやはりリスクがあります。

 

取り扱いのなかった商品を無理に仕入れさせると、商品代が相場よりかなり高くなってしまう事だってありえます。

 

キッチンは得意だがユニットバスは経験が浅いということだってあるでしょう。

 

だから「ユニットバスは設置できない」「浴室はかなり狭くなる」という回答だったのかもしれません。

 

そこで我慢してタイル張りのお風呂や狭いユニットバスにリフォームする必要はありません。

 

割り切って別のリフォーム会社も当たってみて下さい。

 
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