お風呂・浴室リフォームは5日間|スケジュールと工事内容・工程表の詳細

良い業者は見積り・工事スケジュールを示した工程表がわかりやすい

業者

 

管理人
 

お風呂のリフォームのスケジュールや工事内容・作業工程を細かく見ていきましょう。

 

 

ユニットバスの一般的なスケジュールは、見積もりを依頼してから業者が現場調査し、一緒にショールームにいって商品を決め、業者から見積もりが届くまでで約2週間。

 

この流れが一番スムーズだと考えられます。すぐに契約してリフォームに取り掛かっても、ユニットバスの納期は2週間ほどかかる為、お風呂リフォームが完工するのは、見積もり依頼をしてから約一ヶ月はかかる計算になります。

 

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工事の詳細なスケジュール

タイル張りのお風呂からユニットバスへリフォームをする場合、一般的には5日間ほどあれば終わります。スケジュール&工事内容は下記のようになります。

 

1日目 既存浴室の解体
2日目 給排水の基礎工事、土間打ち(コンクリート打設)、解体の予備日
3日目 浴室周辺の柱の補修など大工工事、電気工事
4日目 ユニットバス設置
5日目 ユニットバスと給水給湯配管の接続、ドア周りなど仕上げ工事

 

作業に入る前に、ご近所に事前挨拶も必要です。(関連記事:お風呂リフォーム【重要な事前挨拶!】業者と一緒にが鉄則

 

2日目と3日目を1日で終わらせる場合もありますが「コンクリートの固まりが甘いといけない」「不測の事態があった場合に対応するため」などの理由で、ユニットバスの設置を4日目に持って来る場合が多いです。

 

では、ここから細かく1日目から5日目の作業内容を見ていきましょう。

 

タイル張りのお風呂はシロアリのチェックも忘れてはいけません。シロアリ駆除が必要な場合は数日この工程が伸びることがあります。

 

関連記事:お風呂のシロアリ駆除|タイル張りからユニットバスリフォームがおすすめ

1日目:浴室解体

浴室解体

 

タイル張りのお風呂を解体する場合、工事中はかなりの音と振動が出ます。家の中にいることが苦痛に思う方もいると思いますが、この日の工事が終わると浴室が完全になくなります。

 

脱衣場から床下が完全に見えている状態になり、落差は40cm前後になります。完全に出入り出来ないようにする事は難しく、落下によって怪我をする事もあるので、小さいお子さんがいる方は注意して下さい。

 

解体の粉塵について

 

解体中はかなりの粉塵が出ます。ビニールで壁を作りますので、家のものが汚れる事は基本的にありませんが、脱衣場のタオルなどは別の部屋に移動させておいた方が良いでしょう。

 

工事期間中の全てに言えることですが、脱衣場に洗面所がある場合、その使用は制限されますので、工事中は別の場所(キッチンなど)を使えるようにしておく事が大切でしょう。

 

タイルを壊すのにハンマーと呼ばれる電動工具を使う為、音と振動、粉塵は避けて通ることができません。在宅中のリフォームを希望している方は気をつけて下さい。

 

関連記事:お風呂リフォームでよくある養生・契約トラブル防止策

 

職人について

 

既存の浴室解体は、通常2人から3人の職人で行います。大工さんや水道業者が解体を行う場合もあれば、解体屋と呼ばれる解体専門の業者が行う場合もあります。

 

工事を依頼したリフォーム業者が大工主体であれば大工、水道関係が主体であれば水道業者といった事が多いです。

 

また解体工事の前に、玄関から浴室までの通路に養生をかけていきます。これは工事中の搬入や搬出によって、家を傷つけないための保護材になります。

 

状況によって変わりますが、基本的には工事最終日まで。養生作業は職人ではなく、営業担当や現場監督などが行う場合が多いです。

2日目:給排水の基礎工事、土間打ち(コンクリート打設)、解体の予備日

土間打ち

 

この日は給水給湯配管を工事する時に、少しのあいだ水が使えなくなる事が問題なくらいで、騒音など気にならないと思います。

 

ただ一点、土間打ち(コンクリート打設)が終わった後に、固まっていないコンクリートに触ってしまった場合、最悪ユニットバスが設置できなくなるので注意しましょう。

 

ユニットバスの設置脚の高さに合わせる為、コンクリートを入れることになります。ユニットバスは10本程度の脚で浴室を支える構造になっていますので、設置する床下が水平になっていないと安定しないので設置ができません。

 

もし固まる前のコンクリートに触ってしまって形が変わってしまい、運悪くそこが脚の設置位置だった場合は取り返しがつきません。

 

脚の設置位置は厳密に決められており、現場での変更はできません。コンクリート打設後は、絶対に触れないようにして下さい。小さいお子さんがいるご家庭は特に注意が必要です。

 

また、コンクリート打設前の給排水工事は床下を通っているため、基本的にこのタイミングでしか行えません。

 

ユニットバスの設置後は床下に入れない為、給水給湯配管と排水管をユニットバスに接続する為の下準備を、コンクリート打設前にしておく必要があるのです。

3日目:浴室周辺の柱の補修など大工工事、電気工事

柱の補修

 

浴室周辺の柱が相当なダメージを受けていない限り、大工工事は大掛かりなものにはなりませんし、電気工事もユニットバスとの配線接続の下準備なので、それほど時間はかかりません。

 

部分的にしかブレーカーを落とさないので、停電の心配も不要です。午前中で終わる事も多いので、スケジュールをタイトにする場合はこの日を1日目や2日目に割り振る事が多いです。

 

ただ、全体的な予備日としての機能もこの日にはありますので、不測の事態への対処の為に、この日はあった方が良いでしょう。

4日目:ユニットバス設置

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ユニットバスの設置はしますが、給水配管と給湯配管、そして電気配線はユニットバスに接続されていません。

 

基本的には翌日に、水道業者と電気業者が接続に来るので、ユニットバスが使えるようになるのは5日目となります。

 

ユニットバスの設置はメーカー指定の専門業者が行うため、今まで工事をしていた職人とは別の職人の方がくることになります。

 

これ以外の人間が設置工事を行った場合、メーカーの保証対象外となるので、本当にメーカーの指定を受けているのか確認した方が良いでしょう。

5日目:ユニットバスと給水給湯配管の接続、ドア周りなど仕上げ工事

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工事が完了するとリフォーム業者の営業担当や現場監督などが、ユニットバスの説明をしてくれます。

 

もし工事後の説明がない業者だったら、悪評を書き込んでもいいレベルでしょう。しかし、工事の完了時に説明する人間がいない場合もあります。

 

営業や現場監督、プランナーといった業種の人は、一度に複数の現場を担当している事が普通なので、完工時にいない事はあり得ます。

 

それでも、その日の夕方には都合を合わせて説明には来てくれるものですので、それまではユニットバスの使用は控えた方がいいでしょう。

 

使用上の注意などは聞いてからの方が安全です。そして、もしもの時のために、保証の確認もしておくと安心です。

 

関連記事:お風呂のリフォーム保証期間は何年?リフォームメーカーで違う保証を解説

 

誰が説明を聞くかも大事

 

同居のおじいちゃんおばあちゃんへの説明でもいいのか、なるべく家族が集まっている時に説明してもらった方がいいのか、はっきりとリフォーム業者に伝えておきましょう。

 

この日の工事自体はさほど時間のかかるものではないので、普通は半日以内で終わります。説明をしっかり聞いて、使い方を学んでからゆっくりお風呂につかりましょう。

見積だけじゃない!お風呂リフォームで確認するべき工程表とは

工程表見本

 

リフォームをすると決まったら、工程表というものを工事会社からもらうことになります。

 

見積りも重要ですが、工事スケジュールを示した工程表がしっかりしているかどうかも重要なポイントです。

 

いつからお風呂が使えなくなって、いつまで職人が出入りするのかなど、しっかりと伝えてくれる業者は良い業者であり、そこが疎かであればどれだけ安くてもお勧めできる業者ではありません。

 

お風呂リフォームには多くの分野の職人が出入りします。スケジュール管理は非常に重要な要素です。

 

この日は何に注意するべきなのかを知る資料

 

工程表とは、何月何日に何の工事をするかという表であり、私たちが何に注意をするべきかという事が書かれていれば文句ないでしょう。

 

解体時は音と振動、粉塵が出ることや、解体後は床下へ小さなお子さんが落下して怪我をする恐れがあるなど、お客さん側で注意対応するべき事も多いのです。

 

それが分かりやすく、事前の心算や準備ができる工程表かどうかというのは重要です。

 

しかし、工程表は基本的に見積もりの段階では出て来ません。契約前であれば日程の組みようがないからです。ですが、リフォーム業者には工程表の雛形が必ずあります。

 

見積もり依頼時に「一般的な工事スケジュールが知りたいので、仮の工程表も一緒に出してほしい」とお願いしましょう。

 

大抵の業者はこれに応じてくれます。見積もり時に工程表の提出を渋るような業者は候補から外しても大丈夫です。

 

面倒に思っているのか、ちゃんとした工程表がないから契約前に出したくないのかなので、そのような業者は信用できません。

 

工程表で確認するべき項目

 

工程表で見るべきポイントは、下記の通りです。

  • 何月何日に何の工事をするか
  • 何時から何時まで工事をするのか
  • いつからいつまでお風呂が使えないのか
  • 何月何日は何に注意が必要か

 

これらの事が分かりやすく書かれていれば、大丈夫です。見積もり時では不可能ですが、契約後の工程表にはこの日は何人の職人が出入りしますという事を明記する業者もあります。

 

ただ、そこまでしてくれるリフォーム業者は非常に稀なので、上記の事が書かれていれば及第点だと思って下さい。

工程表で確認すべき点は「予備日は用意されているか」

予備日

 

これまでユニットバスの工事のスケジュールを見てきましたが、工事日程は通常4日~5日であることがわかりました。中には3日で終わらせるという業者もありますが、あまり短い工期は疑問です。

 

基本的にお風呂リフォームは室内工事なので、天候による影響はあまり受けません。お風呂リフォームの工事はスケジュール通りに行われることが非常に多いです。

 

しかし、イレギュラーなことが起こらないとは限りません。何か突発的な事で工事が進まない場合、ユニットバスの納品日に設置が出来ない可能性もあります。

 

ユニットバスの納品日は基本的に変更できない

 

設置できる状態になっていなくても、ユニットバスは来てしまいます。もちろん責任はリフォーム業者にありますので、金銭的な負担をこちらが負う事はありません。

 

しかし、工期が長引くなど、リフォーム工事が上手くいかなかった時のストレスは相当なものです。

 

ユニットバスはメーカー指定の専門業者が設置を行いますが、その業者のスケジュールが一ヶ月先まで埋まっているという場合も過去ありました。

 

さらに、お風呂リフォームはシロアリなどの問題があり、「壊してみないとわからない」事が多いです。それをどれだけ予測できるかが、業者の経験値の差だと思います。

 

経験値のある業者ほど、予備日は設けるものです。工期が3日と5日では、3日の方が工事代は安く上がります。

 

しかし、その分のリスクを業者とお客さん側の双方が負っているということは、認識しておいた方がよいでしょう。

 

関連記事:お風呂のシロアリ対策の詳しい記事