シロアリ予防に床下換気と市販薬は効かない!

床下換気扇と市販薬

一軒家のお風呂周辺のシロアリの予防で、床下換気と市販薬の効果は期待できません。特に床下換気は逆効果になる場合もあり、シロアリの温床となる事も有り得ます。

 

市販薬はやらないよりやった方が効果はありますが、取り扱いには危険が伴い、効果の範囲は比較的小さいです。

 

効果の範囲と保証の有無を考えても、シロアリ予防は専門業者による薬剤予防を行った方が良いでしょう。専門業者によるお風呂のシロアリ予防は、タイル張りのお風呂とユニットバストで施工方法が異なります。

 

特にタイル張りのお風呂の場合は、どのように施工するのかを、見積もりの段階できちんと説明を受けておきましょう。

 


専門業者の薬剤予防が一番効果的

専門業者によるシロアリ予防薬剤散布風景

お風呂周辺のシロアリ予防には、専門業者による薬剤予防が一番効果的です。

 

理由は2つ。1つは専門業者の薬剤予防には床下換気扇と市販薬にない、シロアリが発生した時の保証があること。

 

もう1つは、お風呂周辺のシロアリ予防は重要な箇所でありながら、個人で行う事は困難であるためです。保証があるということは、それだけ効果に自信があるということ。

 

業者によって保証期間と保証内容は違いますが、保証期間は5年間、保証内容はシロアリ被害があった時の駆除と補修費用の負担というものが一般的です。

 

床下換気扇と市販薬には保証がありません。

 

その効果が、それだけ不確かなものであるということの表れであります。またシロアリは湿気を好むため、お風呂周辺のシロアリ予防は極めて重要です。

 

しかし、個人でお風呂周辺のシロアリ予防を行うことは困難、不可能と言ってもいいでしょう。なぜならお風呂周辺の木材に薬剤をかけるには、浴室や家の外壁に穴を開けないといけないからです。

 

タイル張り風呂のシロアリ予防処理

 

お風呂,リフォーム,シロアリ,対策

家を建築した時のお風呂がタイル張りだった場合、高基礎と呼ばれる構造になっているケースがほとんどです。

 

これは少しでもお風呂周辺の木材を湿気から守る為の措置ですが、この構造ではお風呂周辺の木材は床上にあるため、床下から薬剤を木材にかける事はできません。

 

そこで、専門業者はタイル張りのお風呂の場合はタイルの目地(タイルとタイルの継ぎ目の溝)に穴を開けて薬剤を注入します。

 

また、床タイルの下には土が敷き詰められているので、そこにも薬剤の注入が必要です。

 

これは浴室内からか、床下から穴を開けて薬剤を注入します。

 

お風呂,リフォーム,シロアリ,対策

2.5mmから4mm程度の穴を開けて薬剤を注入し、モルタル(セメントのようなもの)で穴を埋めるのが一般的です。

 

ですが穴の開け方や、その後の処理は業者によって異なりますので、契約前にしっかりと説明を聞く事は非常に重要です。

 

ユニットバスのシロアリ予防処理

 

お風呂,リフォーム,シロアリ,対策

家を建築した時のお風呂がユニットバスだった場合、外壁に面している部分の木材は床下から作業できない時があります。(上の図で水色線の部分)

 

お風呂,リフォーム,シロアリ,対策

その時はユニットバスに穴を開けることができないので、外壁に穴を開けて該当部分の木材に薬剤を注入します。

 

2.5mmから4mm程度の穴を開けて薬剤を注入し、補修用パテで穴を埋めるのが一般的ですが、やはりこちらも業者によってやり方が異なりますので、契約前にしっかりと説明を聞いて下さい。

 

 

床下換気扇は有効ではない

シロアリ予防でよく聞く床下換気扇ですが、床下換気扇はシロアリ予防に有効ではありません。

 

お風呂,リフォーム,シロアリ,対策

 

床下換気扇は吸気口と排気口の二つを設置して風の通り道を作り、床下の空気を澱ませない事が目的です。

 

もちろん換気自体が悪いわけではありませんが、それで床下が乾燥状態にはなりません。たとえばキッチンでいくら換気扇を回しても「乾燥してきたから加湿しよう」とはなりませんよね。

 

床下換気扇をいくら回しても、シロアリが生きられないほどカラッカラに乾燥はしないのです。

 

また家を建設した時にお風呂がタイル張りだった場合、前述した高基礎である事が殆どのため、床下をいくら換気しても、お風呂周辺の木材には影響がありません。

 

お風呂がタイル張りだった場合、床下換気扇は特に意味がないと言えるでしょう。もちろん、カビやニオイの観点から見れば有効な床下換気扇はあります。

 

ですがシロアリ予防となると、あまり効果は期待できません。あるメーカーでは「シロアリの活動を抑制する効果がない場合があります」という注釈をつけている程です。

 

木を食べるシロアリ

 

また、たとえ床下の木材が乾燥していてもシロアリはその木材を食べます。もちろん、シロアリは水分を含んだ木材を好むので、湿気が無い事は重要です。しかし、食べにくいというだけでシロアリが乾燥した木材を食べない訳ではないという事は、あまり知られていないように思います。

 

排気口が詰まったり、空気の流れを計算できず排気が上手くいかなかったりと、逆に湿気を取り込んでしまうケースもあります。

 

そして残念ながら「吸気口を設置しない」など意味のない施工や、不当に高額な請求をする悪質な業者が存在する事も確かです。以上の事から、床下換気扇でのシロアリ予防を私はお勧めしません。

 

市販薬の対策で期待できる効果の範囲

お風呂,リフォーム,シロアリ,対策

スプレータイプや液体タイプの市販薬を家の外壁に散布する事で、シロアリの侵入を防ぐ事は可能です。しかし、このような薬剤は揮発性が高く、こまめに散布しないと効果は持続しません。

 

夏場なら薬にもよりますが、1週間に1回程度の散布が必要になります。またシロアリは飛んでやって来るので、家への侵入経路は様々です。

 

地面と接している付近の外壁だけに、薬を散布しているのでは不十分でしょう。家の外壁4面に散布するとすれば、1階部分の外壁だけにしても相当な労力となります。

 

殺虫剤は人間に害がないわけではないので、知識のない人が大量に散布する事の危険性も無視できません。

 

ベイトタイプと呼ばれる、シロアリに毒性のある餌を食べさせてシロアリを駆除する市販薬がありますが、予防という観点から見れば疑問が残ります。

 

スプレータイプや液体タイプは、基本的に殺虫剤ですのでシロアリを寄せ付けない成分がありますが、ベイトタイプはシロアリを引きつけて殺すものなので、引き寄せられたシロアリが薬を食べずに家の中に侵入するケースは充分に考えられるからです。

 

以上の事から、市販薬でのシロアリ予防を私はおすすめしません。

専門業者のシロアリ予防は契約前に十分な確認を

以上のように、シロアリ予防は床下換気扇や市販薬ではなく、専門業者に依頼するのが1番です。

 

専門業者の予防対策は、業務用の薬剤を床下全体に散布するのが基本的なやり方ですので、侵入してきても巣栄させないという方法は、侵入経路を特定できないシロアリ予防には効果的だと言えます。

 

ただ、専門業者の施工方法や保証内容は業者ごとで大きな違いがあります。

 

保証対象外となる事由など、保証に関する事項も「日本しろあり対策協会」というシロアリ駆除の協会加入業者であっても統一はされていません。

 

それほど業者によってバラバラですので、契約前に必ず施工方法、保証内容を確認し、十分に納得した上で契約するようにして下さい。

 

日本シロアリ対策協会ロゴ

<参考:日本しろあり対策協会

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

☆★☆管理人おすすめのリフォーム新着情報はこちら☆★☆



【全国無料】信頼できる業者でリフォーム費用を徹底比較!